ティ・テオドラキス(チコ)

 

 マルカム・テオドラキス博士の娘。ユージンの婚約者。飛行機事故により植物人間となる。なにせ事故以前のセリフは一言、その後もセリフは数える程度なので判断材料に乏しいのだが、おそらくは大人しめのユージンに対して活発な彼女がイニシアチブを取る感じだったのでは。チコのコケティッシュな雰囲気はユージンの目に映るティの性格の再現だったのかも。

 外部と意思を通じられぬまま5年間、ユージンがやってることも当然知らなかった。ユージンを介してようやく〈外〉を感じられるようになってみれば、父親は恋人に殺されているという・・・。ことが自分への深い愛情から出てるだけに苦しかったろう。

 最後はユージンを殺す(つまりは自分をも殺す)ことで、すべてに決着をつけた。本当に、事故さえなければごく平凡な、幸せな夫婦になれたんだろうに。それでも「愛してるわ!」と叫んだときの彼女はきっと幸せだったのだと思いたい。

 

home

SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO