トーニック・マイダス

 

 『久遠の瞳』登場。マイダス・グループのNo.2でアークの部下。アークには基本敬語だが、時々「アーク」と呼び捨てなのとアークの従妹であるフレアにはタメ語なので近い親類関係かと思われる(黒目がやけに小さいため盲目ないしは義眼めいた印象なのだが、見えないならフレアのように視覚代替ゴーグルを付けるだろうからたまたまそう見えるだけか?)

 アークの意を受けて「針」のデータが入ったキューブを入手したり、逃げたジュナをESPジャマーで行動不能にしたり、よく働くしなかなか有能なのだが、常にフレアに振り回され言いなりになってる気弱なイメージがある。タカナは「自分の保護者だった人間が死ねば・・・ 普通は動揺するもの」だと平静を通り越して楽しそうですらあったフレアを警戒していたが、その意味では「アークはもういない 誰が・・・私たちを守ってくれるんだ?」と不安がり、「慣れてしまえば簡単だわ 人を殺すのって」と平然と語るフレアを見て震えてたりするこの人は至って普通人だと言えるだろう。

 マイダス・グループは惑星「ユーノ」最大の企業連合として、「ユーノ」で使用されている機械類では圧倒的シェアを誇っていた。本来の事業に専念していれば優雅に暮らせただろうに、アークのエスパーに対する、フレアの人間全般に対する憎しみに巻き込まれてしまった結果、モノワイヤーで輪切りにされる非業の最期を遂げることとなった。なまじ「ラムタラ」が開発できてしまったために人生が狂った人と言えるかもしれない。

 

 

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