ストロンボー大佐

　惑星「スタイ」の迎撃隊「スコーピオン」のリーダーで撃墜王。通称「赤いサソリ」。その実力と人格によって周囲から尊敬を集めている。実は潜在的エスパー。愛する妻子の死により一度はナガトのスカウトに応じようとするが、母星を守るために散った後輩イノウエに触発され、スタイ降伏による戦闘中止命令を無視して出撃。当然玉砕したのであろう・・・。

　なんというか��男の中の男�＝B軍の上層部が流しているスタイ優勢の情報を嘘と知っていて、勝ち目のない戦いを続けることに虚しさを覚えていた彼が、単身死ぬとわかっている戦いにおもむく。ナガトに協力して汎銀河戦争を止めることに力を尽くしたほうがどれだけ他人の為になったかわからないし、全面降伏後に彼が出撃したことはスタイをより困難な立場に落としいれかねない。不毛といえば不毛なのだが、それでも一人飛び立ってゆく彼の姿が、ひどく美しいものに思えるのだった。

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