ルーファス

　ＥＳＰによるいかさま専門？のギャンブラー。実はロックなのだが、この人なんか好きなので別に項目を作ってみました。口は悪いわなんか情けないわ、だけど根が優しくて飄々とした感じがツボなのです。

　マトリクス変換はかなりマトリクスの持ち主の性格に影響されるようで（ロックもナガトも女に化けるといきなり女言葉だし、『闇の王』のフレックも単にトラビス博士の記憶を得ただけであんなマイホームパパにはなれまい）ルーファスの言動はどう見てもロックではないのだが、彼の包容力や面倒見の良さはやはりロック由来のものかな、という気がする。祖父の死以来どんなに苦しくても泣かなかった（泣けなかった）ほど気を張り詰めていたイアンが初めて泣いたのがルーファスの枕元だった。イアンの心を察して泣かせてくれた彼の言葉少ない優しさが胸に沁みる。

　しかしロックはなぜルーファスとして旅をしてたのか、すでにいかさま師として有名だったらしいが、それはロックなのかあるいは本物の「ルーファス」なのか、なぜロックが子供を犯罪に巻き込んだのか、などなど謎はつきない。いかさまギャンブラー・ルーファスがその死にあたって「おれの・・・マトリクス　受けとって　サギって」（『歌姫』風に）というような遺言を託した、とか？

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