レマ

 

 『スター・ゲイザー』『愚か者の船』『マインド・バスター』『虚空の戦場』登場。ロニ一族出身のエスパー。ロニ一族特有の変身能力を持つ(マトリクス変換とは別物らしい)。「沈黙の神殿」で修業中、聖霊フランに見こまれてロックとラグの救出に向かう。のちにラグと結婚。ラフノールの祭司となる。ラフノール消滅後は夫とともに汎銀河戦争の渦中を生きる。

 少女時代は大人しい控えめな印象が強い。初陣だという緊張と修業中の身だという遠慮、連れがラフノールの存亡を握る重要人物だから、というのもあるだろうが、ロニ一族の出だということが彼女に陰を落している感じである。ランやニアはそんなことで彼女を差別するような人たちじゃないが、世間は厳しかったということだろうな。そんな彼女も『愚か者の船』では芯の強い大和撫子(タイプ)に成長。あの落ち着きと柔らかな笑顔は、彼女が慕っていた聖霊フランを思わせる。

 彼女とラグの関係は、ランとニア夫婦の熱々な雰囲気(『アウター・プラネット』)とはまた違う、穏やかな愛情とゆるぎない絆を感じさせてくれるところがとても好きである。ベストシーンは「こう物価が高いんじゃやんなっちゃう!」「その分がんばって働きますよ!奥様!」の場面。ずっとあんなふうに幸せに暮らしててほしかったが、ロックを助けるために危地に飛びこみ二人ともに死んでゆく、というのも実に彼ららしくて(泣)。この二人が生きていたらロックのクローン四人の行く末もまたちがってたんだろうなあ。

 

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