プリンス・オブ・ファントム(グスターフ・ホルバイン)

 

 『プリンス・オブ・ファントム』登場。美人の天才科学者七人を従えた無敵の“なんでも屋”。実質、探偵+冒険家みたいなものか。本人も頭脳明晰というか天才、運動能力にも優れ超美形、という一見この世の春を謳歌してるような人物。外見とあいまって言動はかなりキザ。ホルバイン博士時代の写真なんて(ポーズとかが)モデルのスチール写真みたいだったし。その一方で微妙に言葉遣いがじじくさいのはさすがに52歳(実年齢かは不明)。「なめたまねをしおって!」とか。

 個人的に彼には妙な思い入れがあります。正確には彼の外見に。要はランに似てるからという(笑)。ランが2、30代の頃はきっとあんな感じだったのでは。青年時代が描かれなかったのがつくづく惜しい。

 ・・・話をプリンスに戻しますが、こう見えてこの人も結構可哀想な人ではある。精神の奥にひそんでいた“あれ”に体をのっとられるような形になったが、プリンス本人は多少傍迷惑な、人を人とも思わないところはあっても根っから悪い人間ではなかった。七人の娘たちに愛情を注ぎ、全てに恵まれているゆえに人生に倦みながらもせいぜいその人生を楽しもうと前向きに努力していた。ロックに出会わなければ“あれ”が目覚めることもなく相変わらずの生活を続けていけたろうに・・・。

 

 

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