ソクラテス・フォン・ノイマン

 

『ブレイン・シュリンカー』『不死者たち』登場。〈古代文明の遺物〉による不死者=ネオ・イモータルの第一号。遺伝子が専門らしい。ランスロット・コーポレーションの依頼による異星古代文明の調査に関わり、結果期せずして不死者となる。親切心から?不死人を増やそうと目論み、特にハントには不死人の素質ありと(ハントには迷惑なことに)目をかける。一度はハントによって黒こげにされるも15年を経て復活。最終的にロックの手で「鏡」に閉じ込められる。

 後のネオ・イモータルたちに比べると第一号だけに不完全な同化体であったらしく、良くも悪くも〈やる気〉がある。結果精力的に仲間を増やしにかかったために、「鏡」に封印されるという悲惨な末路をたどるはめになったわけだが。それにしてもハントと初対面のとき、なぜあんなホテルをゴミ溜め状態にして中に籠もってたんだろ?警察に見つかりたくないといってもゴミに埋もれなくてもいいだろうに。もう一つ不思議なのが「お嬢さんに会っていただけませんかね」というハントの言葉に「会ってもどうにもなるまい」と答えていること。つまりハントに依頼にきたナターシャは偽者だったが、本当に娘がいることはいるらしいのだ。まあ確かに存在しない娘をでっち上げたならハントがノイマンに接触したとたんに、いや下手すれば依頼を受けた時点でノイマンの身上調査を行って娘などいないことが早晩発覚してしまうだろうから、娘が実在してておかしくないのだが、「「仲間」 がほしかった」なら真っ先に身内を不死者にしようとしそうなものだ。不適合=死の可能性が少なからずある以上、娘は巻き込みたくないという考えだったのか。そんな人間的な情愛が残ってそうな気がしないんだがなあ。その後は娘のことなんて一言も言わないし。

 ところで「フォン・ノイマン」という名前から原爆の開発などに関わった天才科学者ジョン・フォン・ノイマンを連想した読者は多いと思うが、彼から名前を取ったのだろうか?(マッド気味の)科学者という点は共通しているが。

 

 

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