アンドレ・モリノ

 

 『超人の死』登場。ESPの研究者。サイコ・ブラストの治療のためロックを連れ出す。おそらく時期が近かったせいだろうが、ナミーの〈発作〉とロックのサイコ・ブラストの間に何らかの関係があると(直接の原因とは思ってなかったようだが)睨んだのは大したもの。出会ったときは彼の方が敬語で、「闇の僧院」を出て以降はロックの方が敬語になっているのは、要は二人とも言葉使いが外見年齢に左右されてるってことですね。この二人の気安い感じの関係は結構好きです。

 そして記憶にない〈幻の〉母のために、それまでの地位や将来を捨ててESP研究を志し、命がけでロックと旅をし(本当によく生きてたと思う)、にもかかわらず結局母を救えないどころか死を見届けることになったのだから悲惨なものだ。最後に〈瞼の母〉に会えたのが(お互いにすぐ相手が誰かわかったあたりはさすが母子の絆)せめてもの慰めである。

 (ところで恋人のミツコさんとは、たぶんESP研究の道に進む前からの付き合いだったんだろうが、その後彼女とやり直せたのだろうか?ラストを見るかぎりでは彼女のことなど頭からふっとんでいそうだけども)。

 ともあれこの人がいなければ、良くも悪くも物語は始まらずロックはいつまでも「闇の僧院」の中だったわけで・・・ある意味銀河の歴史を動かした男といえる。

 

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