マイダス
『聖者の涙Ｐａｒｔ２』登場。アフラの部下。「工場の星」の防衛面での責任者らしい。一応エルナやラインハルトに直接指示を出す立場のようだが、さっぱり言うことを聞かないエルナやラインハルトに手こずらされている。
ラインハルトが「ちょっと神経質なところがありましてね 普段は人のいいじいさんなんですけど！」と評する通り、生真面目な堅物といった印象。この人がどんな経緯でアフラの部下となったのか、前歴は何なのかなどは一切語られていないが、部下ともども常に軍服を着用していることや物腰などからして本当に元軍人なんではあるまいか。「将軍」と呼ばれているのも本当に「将軍」だったからだとしても年齢的にもおかしくない。というより実際に軍人としてのキャリアがなければ、あれだけの基地と艦隊を指揮することなどできないだろう。
軍人にしても連邦軍・各惑星の政府軍のどちらの可能性もあるわけだが、個人的には連邦軍人の方ではないかと思っている。アフラの組織が連邦軍の上層部と結びついているのはまず間違いないところで、マイダスが元連邦軍人なら彼が両者を繋ぐパイプになったと想定できるからだ。
ロックとイセキらの活躍で工場の星が壊滅したさいマイダスは脱出に成功しているが、ラスト近くでどうやら捉えられるか死ぬかしたようである。わりと常識人ぽくて薬で洗脳されているようにも見えないこの人がなぜ麻薬組織の重鎮なんかになってしまったのかは、結局最後まで謎のままだった。