レオパード

 

『ライザ』登場。マトリクス変換能力を持つエスパー。ニアのマトリクスをコピーしてロックに近づき彼のマトリクスを奪い、麻薬組織「アーメッド」の用心棒となる。

この男も謎が多い。なぜ彼はロックのマトリクスを奪おうと思ったのか。そりゃ超人ロックのマトリクスが手に入ればおよその相手は敵じゃない。たいていの野心はかなえられるはずだ。ロード・レオンのように巨大星間企業の根幹を揺るがすことも、レイザークのように惑星一つの支配者となることもその気になれば可能だろう。それだけに彼が自ら組織の頂点に立つのでなく、麻薬組織の用心棒程度におさまっているのが不思議なのだ。まあトップであるアーメッド・サルに対等の口をきいていたから相当の好待遇だったはずで、権力に興味がないならいい条件のもとで使われてる方が気楽だということなのかもしれない。

 もう一つ、レオパードは再度ロックと戦ったさいに「あの時!殺しとけばよかった!」と言っている。「あの時」とは当然ニアのマトリクスでロックに近づき彼を襲った時を指しているのだろうが、それこそなぜその時にロックを殺さなかったのか。虚をつかれたとはいえ、そこはロックだけにマトリクスは奪われてもとっさにテレポートで逃がれた、といったところか。レオパードにしてみれば連邦軍も撃退できるほどの能力を身につけたといってもそれと同等の能力、むしろオリジナルだけに自分をしのぐ能力を持ってるかもしれない(実際彼らが再び戦ったとき、経過はよくわからないものの本物のロックはほぼ無傷のままレオパードを倒している)相手が生きている、事の経緯からいって自分を付け狙ってるかもしれないと思うと気が気じゃなかったんでは。案外自ら海賊の頭領になったり惑星の支配者になったりしなかったのは、有名になりすぎてロックに見つかるのが恐ろしかったからだったりして。

 

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