ウィルヘルム・カトー

　太陽系連合軍の中佐。〈��ストラト・コーポレーション�＜鴻塔Eォール総支配人〉の肩書で、ロンウォール議長アルフレッド・クラウスとの折衝にあたる。

　眼鏡のせいで冷静沈着な優等生タイプを想像してたら、ヤマキ長官なみに血の気の多い熱血さんだった（「カトー」という名前からすると彼も日系ぽい）。だからというか、ロックとは初対面のわずかな会話だけでも通じ合えるものがあったようで（ロックは熱血漢タイプとは相性がよい）、二度目に会った以降は急速に親しくなっている。

　なまじ頭がよくて状況が見えるだけに悲観的にならざるを得なかった彼に、ロックのオプティミズムは大きな影響を与えたようだ。あえて封鎖を無視してロックを助けに行こうとしたり、上司に問い詰められてもロックの正体を隠し通したり、〈侠気〉を感じてやまないキャラクターである。

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