アイザック司令
『ニンバスと負の世界』『この宇宙に愛を』登場。ISCの司令、とだけ紹介されてISCの何たるかがまるで説明されないところがいかにも当時の『ロック』世界だなあという感じ。
あの有名な『ニンバス〜』冒頭シーン、女の姿のロックに驚く場面、次に少年の姿で現れたロックにまた呆気にとられる場面などから伺えるちょっとおっちょこちょいな印象、ニムバス逮捕に燃える熱血漢ぶりなど、後のヤマキ長官、探偵リュウ・ハントなどのロックの年上(見た目は)の相棒キャラに通じるものがあり、それだけに最前線でロックと共闘するようなシーンがなかったのが残念といえば残念。その分、後々リメイクされた際には重厚さとコミカルさを強化され、よりキャラを立たせたうえでロックとともに直接敵と一戦交えたりしてるわけですが。
『ニンバス〜』では前述のようなおっちょこちょいな印象と黒々とした髪のせいでまだまだ若造っぽい彼だが、6年後の『この宇宙に愛を』では一気に白髪交じり+口元には皺が寄った風貌に変わり、さらに4年後のエピローグでは完全に白髪になっている。ずいぶん急激に老け込んだ気がしないでもないが、ロックやニーナが「エスパーの場合 外見はあんまり決定的なものじゃない」ため外見から全く時間経過が推し量れない中、確実に時の流れを感じさせてくれる、その意味でも貴重なキャラクターなのだった。
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