エレーヌ・バーンスタイン

　『ロンウォールの嵐』『冬の惑星』登場。ロックの仕事仲間・レトの幼なじみで、ロンウォール革命軍の中核メンバー。ジュリアス以外ではロックをエスパーと知る（たぶん）唯一の人間であることからも、ジュリアスの信頼がうかがえる。勇敢で正義感が強く、自分をしっかり持っている女性。

　ロックを愛し愛された女性は数多いが、個人的には彼女が一番お似合いだと思います。ロックの超人的な強さだけでなく、彼の人間的な弱さをも理解し、かつ包み込むように愛してくれた人だと感じるので（イメージアルバム『ロンウォールの嵐』の「星のセレナーデ」もまさにそんな感じの曲である）。

　エレーヌはその後の『クロノスの罠』や『夢使い〜ＤＲＥＡＭ　ＭＡＳＴＥＲ』には出てこないが、ロックにとってはやはり忘れがたい大切な人ではないだろうか。『ロンウォールの嵐』のラスト近くで撃墜されたときにエレーヌの名を叫ぶシーン、トア発見のときの「見つかったよエレーヌ」という台詞、当時の彼の心に常に彼女がいたのがわかるもの。

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