グルン・ベルク

 

 ラフノールの祭司長。ロドス王をクーデターで倒しラフノール王となるも、数年後ロドス王の娘ニア姫に倒される。しかし執念で有機エネルギー体となって生きのび、80年(100年?)ののちラフノールに返り咲こうとはかる。でも結局ロックに倒される。

 執念深く冷酷、権力欲が強いが、愛国者なのも確か。『光の剣』を見る限りでは結構品性もあり、ゼノン公ヌールやグレート・ジョーグと比べても堂々たる風格の悪役なんではないかな。

 しかしニアに刺客を送りこんだ結果かえって彼女の帰還をうながしたり、ニアたちを巻き添えにしようと反応炉を暴走させればその爆発でラフノールの場所がギャラクシー・フライヤーズ社に知られてエスパー誘拐事件の原因を作るし、ラフノールに進攻すれば連邦軍をラフノールに引き寄せてしまうし、ラフノールを守ると言いつつやることなすこと裏目に出てるのが何ともむくわれない。

 『光の剣』でもおよそあなどっていた小僧っ子(ニアの偽者が彼を狙い撃ちにしてるのでまるきりノーマークではなかったのかもしれないが)にまさかの敗北を喫してしまう。油断しなければ絶対負けなかったろうに・・・。そりゃ無念でしょうね。

 本来はニアの命を狙っていたはずが彼女をおとりにロックをおびき寄せようとしたり、ランに復讐するはずが彼(とラグ)をいたぶってロックに精神的拷問を仕掛けたりという本末顛倒ぶりには驚くが、思えば彼は〈たびたび生まれかわってはロックと戦いつづけてきた謎の存在〉の一形態なわけだから、結局ロック攻撃にシフトしてしまうのは本能のなせるわざなのかもしれない。

 ところで『TO YOU』の架空座談会で、実はすごい美形という話にされていたが事実なんだろうか。とりあえずアップのシーンで下まつげを確認したが。

 

 

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