『ファイナル・クエスト』

主なキャラクター:ロッククーガーミーシャ、「ドラム」

 

 亜空間フィールドで姿を消した「ドラム」は、帝国のラインに侵入し「ジェノサイド」を操ってファーゴにN弾を投下。4億人近い住民を殺戮、ファーゴ守備の帝国軍をも同士撃ちによって壊滅させる。

 ロックとクーガーは「ドラム」との戦いに向けて、リートの血を引く「電子使い」ミーシャを仲間に加える。クーガーはジョアンに面影の似たミーシャに惹かれ、今度こそ彼女を守りきる決心をする。ミーシャの力で「ドラム」の場所をつかんだ彼らは、ついにドラム内部へ乗り込むが・・・。


 「帝国シリーズ」の最終エピソード。個人的見どころはファーゴの住人に代表される、コンピューター同士の戦いに翻弄される人々のために怒るクーガーと、クーガーとミーシャの恋の行方、かな。

 「書を守る者」の計画とは要するに「ドラム」が完成するまでの間にクローンたちに方々の星を手に入れさせ、彼らはいったん「挫折」するもののすぐに次のクローンが支配できる状態に地ならしする。そして「書を守る者」のスパイである摂政バーノール公(ロックが「バーノール公は少なくとも180才」と言ってたので、〈100年以上前の人間〉カル・ダームV世が眠りにつく以前から動いていたということか?)の監督のもと、「ドラム」が完成したさいにカル・ダームV世は眠りから目覚め、活動をはじめた大勢のクローンが地ならし済みの星々を指揮して帝国を倒す――といった筋書であるらしい。マスターバルカンやダークライオンやリュカーンは完全な捨石ということか?ひでえ。

 「闇の王」フレックも帝国の重要な地位にいた科学者で、「クレバ」に投獄されて「調整」を施され、しかも「ドラム」や「銀河コンピューター」の実態を知っていたらしい点からして、「ドラム」の設計者は彼なんじゃないかと思われます。しかしおそらくはウーノットの逮捕と前後して「クレバ」に投獄、そして人格調整・・・。つくづくカル・ダームV世に味方した人間はろくなことにならないなあ。

 

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