クーガー(クーガー・マクバード)

 

 「書を守る者」のクローンの一人。通称「戦士クーガー」。後に新銀河連邦軍に入りクーガー・マクバードと名乗る。右目を隠す長めの赤毛と三白眼ぎみの大きな目が特徴。単純直情型で一途で不器用、何か頼りないところが可愛い・・・と書くとランと似てるような(苦笑)。個人的に昔から大好きなキャラの一人です。

 生まれた当初はクローンとしての記憶がなく混乱状態だったが、やがて使命を思い出すとリュカーンの後継者として反帝国軍を率いるが、ジョアンへの愛情と「使命」の間で激しく葛藤した結果、“人間として生きる”ことを選択、自分を道具として翻弄した「書を守る者」を倒すためにロックとともに旅に出る。

 彼の旅の目的は一応「復讐」なのだろうか。よく「きさまのせいでジョアンは!」といった発言をしているが、はっきり言ってジョアンが死んだのはクーガーが戦いに熱くなりすぎたためのミスであり、バーノール=ルパートのせいでもカルダームV世のせいでもないのだけども。一種八つ当たりというか、自分が彼女を手にかけてしまった事実を受け止め切れなくて、「書を守る者」に怒りを転嫁してしまったように思える。おかげでロックと行動をともにするようになったわけだからまあ結果オーライか。

 ミーシャといる時の彼は何かにつけ一生懸命でとても微笑ましい。ジョアンの時は気持ちを上手く伝えられなくて(表情は乏しいし気休めもいえないし)彼女を不安がらせてしまってたので、その反省もあるんだろう(懸命に想いを伝えようとするほどに発言がキザになってしまうのは相変わらずなのだけど(笑))。つねにミーシャを思いやり過保護なくらい彼女の安全を優先にしつづける。

 その甲斐あって?『ファイナル・クエスト』ラストでどうやらミーシャと無事ハッピーエンド。しかし『闇の王』前半で早々に殺されてしまう・・・(人気キャラなのに容赦ないなー)。加えてこの時点ですでに連邦軍大尉・エスパー部隊の教官として活躍しているので『ファイナル・クエスト』からそう間を置かず軍に入ったと想像される(外見的には20代半ばくらいと思われるが、この時代外見年齢はおよそあてにならない)。二人が一緒に暮らせた時間は果たしてどの程度あったものか。彼らの幸せな日々が少しでも長かったことを願いたいです。

 ちなみに闇の王にあっさりやられた感のある彼ですが、『書を守る者』であれだけ(ESPなしだと)非力だったことを考えるとESPなしでよくあそこまで頑張ったものだ。闇の王にも〈自分にはじめて一撃を加えた男〉と評価してもらえたし(その直後「死んでしまえばただのゴミ」だと宇宙空間に捨てられたけども(怒))。彼の教え子たちが闇の王の船団と戦うときに「マクバード教官におそわったことを思い出して」と言っていたのがとても嬉しかったです。当人は死んでもその思いはこうして受け継がれてゆくんだなあ。

 ところで余談ながらクーガーって左利きですね?左手で銃を打っていたし、「ラスカンポーレン」の基地で警備兵を右手で殴った以外はたいてい左手を使っている(・・・つまり利き手じゃなかったから警備兵を倒せなかったわけか!)。だからなんだというわけでもないんですが。

 

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