アルバート・キャリアン

 

 OVA『ロード・レオン』、OVA『新世界戦隊』、『がんばれ!!!!キャリアン』『ELANA−0368−』登場。OVAのオリジナルキャラクター。『ロード・レオン』当時で少佐、『ELANA』では准将。OVA『ロード・レオン』制作にあたって、〈ロックと一緒に動き回らせるキャラクターがほしい〉との意向から生まれたキャラだそうで、『魔女の世紀』におけるヤマキ長官的ポジションを目指したものと思われるが、長官と比べるとアクが強くなく真面目な常識人という印象。『ロード・レオン』から十数年経た時代を描くOVA『新世界戦隊』では洒脱なナイスミドルに成長していて、最初と最後に登場するだけなのに渋い存在感を放っている。

 『がんばれ!!!!キャリアン』では本編にはない「結構もてる」という設定がつけ加えられている。ハルナに言わせると「なーんかほっとけない感じ」だそうで、ハンサムだからとか優秀だからとかで(それも多少あるだろうけど)もてるわけではなく母性本能刺激系ということらしい。『ロード・レオン』の頃(33歳当時)は独身ぽいが『新世界戦隊』ではどうなんだろう。あまり家庭の匂いがしないというか自由人な感じがするものの、あれだけ自由なヤマキ長官だってしっかり家庭持ちだからなあ。

 ちなみに余談ながら『がんばれ!!!!キャリアン』第一話ハシラの「年齢について・・・・・・」で「宇宙歴0336年頃の、平均寿命が100才前後なので(中略)肉体的(見た目の)年齢は、マイナス10才ぐらいになります」とあるのだが、キャリアン33歳(同期のケンとハルナも)の外見年齢が23歳ぐらいなのはいいとして、当時21歳のレオンが11歳に見えるか?19歳のフローラは?『ロード・レオン』の30年くらい後の『新世界戦隊』で14歳だったランは・・・?まあこの外見年齢についてはその後どこかで〈早熟かつ老けにくい、見た目20代ぐらいの期間が長い〉という説明を見たので、それでレオンもフローラも年より大人っぽいのねと納得したものだった。

 一方で幼年期老年期が短くなって青年期だけ長くなるって都合いいな〜と思いもしたのだが、考えてみれば現代だって似たようなものかもしれない。40年くらい前のテレビドラマなど見ると20代の俳優さんの貫祿に驚いたりするものなあ。今の20代が40年前の10代、50代が30代ぐらいの感じである。平均寿命が延びると、そして文明レベルが進むと青年期が長くなるのが自然なのかも。『ロック』の設定は40年以上前(『がんばれ!!!!キャリアン』が描かれたのは約30年程度前だが、『流浪part2』(若返り技術が確立する以前のエピソード)のジュディスなどの異様な若さを見ても80年代前半にはすでにこの設定が成されていたのは確実だろう)に現在を見越していたわけだ。相変わらずの慧眼である。

 

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