ブラコフ准将

 

 『黄金の牙』登場。帝国軍の軌道要塞の責任者。最後までリュカーンに果敢に抵抗し、リュカーンに「骨のある男」と言わしめた、皇帝への忠誠心厚い古武士タイプの軍人。リュカーンが用意した、妻の映像による説得も拒絶して要塞ごと自爆。

 どんなボロボロの国にもきっとこういうあくまで忠誠を尽くそうとする人というのはいる。揺るぎない信念(帝国自体に不信感があるとしても忠を尽くすべきという視点は変わるまい)に支えられ、自分の道を全うしたが、結果的に1200人を道連れにし、家族を泣かせ・・・。個人的にはこういう一途な人は好きなんだが。

 奥さんのフィルムの件については、少しでも血を流すまいとする(とくにブラコフ准将のことは相当買ってただけに)リュカーンの心遣いがよく表れているが、その彼に向かって「悪魔だ きさまは・・・」と呟いた准将の気持ちも、わかる。奥さんまで押さえられてるということで、全方向から追いつめられる恐怖感がのしかかってきたんでしょうから。

 結局はこれが彼をしてリュカーンを道連れにするための自爆を決行させたのだから、まさに悲劇的なすれ違いというべき状況ではあった。

 

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